□FETってなに?
実はトランジスタには2種類種類がありました、、、
トランジスタ
・バイポーラトランジスタ
・ユニポーラトランジスタ
です!
実は上記で説明していたトランジスタはバイポーラトランジスタと言います。
FETはユニポーラトランジスタと言います。
したがってFETもトランジスタの1種なのです。
基本的にやれることは同じです。
・スイッチ回路
・増幅回路
□増幅率は、、、
FETでの増幅率は相互コンダクタンスと言います。
FETの場合バイポーラトランジスタとは異なり電圧制御となります。
バイポーラトランジスタのようにベース電流ではなく、
ゲート電圧で制御することになります。
ゲート電圧が変わった数値に対して、ドレイン電流がどのくらい変わったかが増幅率を示しています。
gm : 相互コンダクタンス
ΔID : ドレイン電流に流れた電流
ΔVGS:ゲート電圧
gm = ΔID/ΔVGS
gmが大きいことは
少しの電圧の変化でたくさんの電流変化を意味します。
□バイポーラトランジスタとの差分
ゲートに電流がほぼ流れない、、、
バイポーラトランジスタの場合当然ですがベースに電流は流れます。
抵抗値に置き換えるとおおよそ1k ohmほどでしょうか、、、
流れる電流量は1mAオーダーといえるでしょう。
しかしながらFETはゲートに電流が流れません。
こちらも抵抗値に置き換えるとおおよそ1M ohmくらいでしょうか。
したがって1μAオーダーしか流れないのです。
まとめるとFETは電流量が流れないため
消費電力が少なくて済みます。
オペアンプが使われていなかった頃のエフェクターではほぼFETが使われていたのもここにも理由がありそうですね。
□バイポーラとユニポーラの使い分け
完全に好みなので参考程度で、、、
○バイポーラトランジスタ
・安価
・hfeが大きい
増幅に向いている
○ユニポーラトランジスタ
・高価
・電流消費が少ない
スイッチ回路に向いている
FETはバイポーラトランジスタに比べ真空管のような暖かい音が出るとも言われています。増幅器として採用するのもアリかもしれないですね。
□FETの種類
○JFET
○MOSFET
ーデプレッション
ーエンハンスメント
MOSFETはマイナス電位の信号も増幅できます。
エンハンスメントはゲート電圧に電圧が来ないと通電しないので、トランジスタの動きとほぼ同じであるしたがって、
エンハンスメント型(Nch)はトランジスタ(NPN)と置き換えが可能です。
基本的にエフェクターに使用するFETはMOSFETでいいのでは、、、