最近ちょっと歪みにこだわるようになってきました。
なんかいい歪みってないかなの次の段階で
もっとモダンな歪みが欲しいなとか
個性のある歪みが欲しいなとか、、、
ここでそういえばFuzzについてもう一度見直そうと考えたので今回は記事にしてみようかなと思います!!
重ねて読むと理解が深まる記事はこちら
このアンプ歪みをトランジスタ回路などで故意に作り出すエフェクターがいろいろ作られるようになり、その走りがこのファズです。
FUZZといえば、60年代に発売されたFUZZ FACEというもので、ジミーヘンドリクスが使っていたことで有名です。
このファズフェイスは、ファズ出たてのころの製品で、
トランジスタを2つ使っただけの実に シンプルな回路です。
その後、かなりの種類のファズが出ていますが、基本的にフルスイングに近い状態まで増幅し、これをダイオードでクリップして方形波 状に整形することで、あの攻撃的なえぐい音を出しているものが多い印象があります。
音の作り方はICへと変化したかもしれませんが、元々の理論は変わっていません!
これに対してこのファズフェイスの特徴としては、
ダイオードは使わず、トランジスタの増幅率を大きくし、トランジスタそのものでクリッピングさせています。
上記が以前に設計した回路図になります。
回路の特徴としては
2段目のエミッタから1段目のベースにDC帰還がかかっていて
増幅率が爆発的になるのを防ぎ、いい感じの歪みにする
1段目のコレクタ電圧が1V以下とかなり低く、ギター音量を上げると、波形の片側だけクリッピングし、上下非対称の波形になる
1段目で非対称に大きくなった信号を2段目でハードクリッピングする
こちらは上下対象クリップでその歪み量をエミッタ抵抗の電流帰還を変化させてコントロールしている
クリップした信号はでかいので、2つのコレクタの抵抗で分圧して適当な量にして出力する
結局、1段目で弱いピッキングのときのニュアンスを出し、2段目でドライブ時のサウンドを出す
となんとなく理解をすることができます!
難しい話は置いておいて!
結局な話Fuzzという回路の型に好みに増幅率で味付けをするというイメージで自作することをお勧めします!!
理論は上記のことが全てだと思います。
その回路の後ろにハイパスローパスにフィルターをつける
ノイズゲートをつける
ミュート回路をつける
などいろいろいじってみると楽しいと思います!!
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