MXR Distortion+について解説します。
ランディーローズが広めたとも言われているMXRの名機です。
これって私も持っているんですが、
基本的に名前の通り歪み成分をプラスするブースターの様な役割で使用していました。
今回は実際に回路を見てみて本当にそうなのか考えてみたいと思います。
メイン画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ランディ・ローズ#/media/ファイル:Randy_Rhoads_(1980).jpg
回路図引用:https://livedoor.4.blogimg.jp/ikkun56/imgs/d/6/d66eb6c2.gif
MXR Dist+ 回路図
それでは回路を見ていきましょう。
RATの様にかなり初心者親切な回路図ですね。
OPAMPの回路一つで形成できてしまいますね。
どうでしょうかイメージ的に言えば
RATんも負帰還内部のフィルターを除いた版みたいなイメージですね。
簡単にロジックを表記します。
ハイインピーダンス入力回路
↓
初段増幅回路 非反転
↓
DCカット
↓
ダイオードクリッピング回路
↓
ボリューム回路
といった感じでしょうか
各々詳しくはこちらの方を見ていただけると理解が早いかもしれないです。
本当に初期の初期に作られた歪みペダルということもありかなりロジックがシンプルなんですよね。
それに実際には結構歪むんですよ。
このダイオードクリップですが、
一番最初のこのメインの信号ラインからGNDに落とすロジックを導入したのが
このMXR の Dist+と言われています。
増幅率を見てみると、
10k Ωに対して 1Meg Ω + 500k Ω
の抵抗の比で設計されています。
増幅度がかなり大きなことから、ガッツリ歪むといった感じではないでしょうか。
全然メイン歪むでもいけちゃうしブースターでも使えるしと幅広い使用用途があることはここの増幅率の幅の広さと言って良いでしょう。
MOD POINT
モディファイをするのであればどこをいじるかについて私の意見を記載します。
私がいじる点は以下です。
・ダイオードを青色LEDに変更する
・電源ラインに電解コンデンサを追加する
・OUTPUTのボリュームを500k Ωに変更する
・OPAMPは基本的に2回路入りなものが多いので、残りの1回路を使って増幅回路後にバッファ回路を入れる (自作の場合)
こんなもんでしょうか笑
あんまりがっつりやってもなーて感じです。
以上です。
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