今回はオーバードライブの名機であるBOSS OD-1について作成してみたので、
その回路図とMODポイントについて紹介します。
回路図は上記のものを使用しました。
参考:https://livedoor.blogimg.jp/ikkun56/imgs/c/6/c62f31e1.jpg
ネットにBOSSの回路図が見つかりませんでしたので今回は上記のサイトを参考にして作成してみました。
ぱっと見た感じ
結構ざっくりな回路になりますね。
ここまでシンプルだとなんか逆に気持ちが良いですね。
それではみていきたいと思います。
こちらは
ハイインピーダンス入力回路
↓
非反転増幅 + クリップ回路 + フィルター回路
↓
バッファー回路
↓
DCカット回路
↓
ボリューム回路
という様な流れになっています。
電源回路はバイアス用の4.5Vを作っているだけになりますね。
今回の記事では
メインとなる初段の回路について触れていきたいと思います。
下記図赤枠で囲ったエリアです。
まず目に止まるのが、
非反転増幅なんだってところですね。
結局モノラル回路なので
そこまで位相差を気にする必要なないのですが、ここであえて複雑な非反転回路を使用してきたところの意図は正直私はわかりません。
特徴としてはやはり非対称クリッピング回路ですね。
しっかりオペアンプ ループ内部に収まっていますね。
基本的に古いエフェクターはここのループないに収まっている事が多いです。
この方式だと少し歪にディレイがあるので、
私は、R5 10kΩの後ろにクリッピング回路を移設します。
このループ内のクリッピングだとインパルス応答に反応できなくて後から歪みが来る感じがします。
私はメインの歪みとして使用したいのでここは変更します。
詳しくはこちらを参考にして下さい。
R3 C3でローパスフィルターが組まれていますね。
ローパスについてはこちら
これはこのまま使います。
したがってこのエリアではクリッピングダイオードの位置かなーって感じですね。
次に最終段の部分ですが、
もう最終段なんですね笑
さすがシンプル回路!って感じです。
最終段ではもうバッファーのみですね。
特に触れることはありませんが、
強いていうであれば
ここでのコンデンサC5は私は外します。
なぜなら音が篭るからです。
入れるとしても相当小さいピコオーダーかなー、、、
ちょっとおまけとして追加する回路を紹介します。
入力ノイズを低減させる
トランジスタスイッチング回路を入れようかなとも思います。
これを入れることによって微小な電流は抵抗を通過しない、
トランジスタをONできないのでのいずとして流れない
事が考えられます。
このようなノイズカットロジックはかなり有効かと考えます。
MUTE回路に関して、
これは常にONしているエフェクターになります。
バッファー的役割も含んでいるので、
したがって演奏中に切り替えることはないので、MUTE回路導入の必要性はないかと考えます。
MUTE回路についてこちら
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