今回は大人気エフェクターのBOSS BD-2 に関する紹介をします。
エフェクターサイトを立ち上げている人は結構定番でやられていると思いますが、
今回は私もちょっと 回路を見ていきたいと思います。
まず回路図の引用です!!
引用先:http://blog.livedoor.jp/ikkun56/archives/29196058.html
少し余談ですが、
これ私も持っていたんですよ!
中古で4500円で買って使っていたのですが、当時メタルものが多くあまり活躍の場がなかったので手放そうと見積もり出したんですね。
そしたら4800円で300円利得が出たんです笑
すぐ売っちゃいましたがまた欲しいエフェクターです笑
回路を見るとエンジニアのこだわりがすごくて
きっと癖強いひとが作ったんだろうなーって思っちゃいました!
それでは始めましょう!
今回も相変わらず複雑に見えますよね笑
ちょっと整理していこうと思います。
この回路は技の方ではないです。
そこをご理解の上ご覧ください。
まずなんでこんな複雑に見えるのかってところなんですが、電源系が3種類ありますよね。
9V 8V 4V
ここから見ていきますか。
ここで、8Vってなんすか?って感じですが、おそらく9V使いたいんだけど、マージンをとって8Vにしたっていう背景が見えますね。
電池だと不安定だし、、、
しかしながらミュート回路とLEDに9V配っているんですね、、、
まぁ電池のパワーが減ってもミュートトランジスタを起動できる機動力は確保できるであろうという考えなんでしょうが、
せっかく8V作ったんならそっち使えばいいのに笑
アンプ系に8V配っている関係からオフセット用に4Vが作られるというのはもはや必然的な流れといった感じなのでしょうね。
かなり回路が古いですが、ザックり
下記の図の様な構成ではないでしょうか。
音が入ってくると、
まずHi-Z回路に入り、バッファ回路で音痩の回復とどのくらい音のレベルを通すか可変抵抗で決めています。
次にフィルター回路である程度波形を修正。
前段のフィルター回路に関しては後ほどどの様なうごきをしているのか見てみようと思います。
次にクリップ回路で歪みを作成しています。
ここでは二つのダイオードクリップなので、かなり甘噛みな感じになることを狙っているのが分かりますね。
そこから再度バッファをかけてフィルター回路でTONEの調整
最後にアンプを使っての非反転増幅でGAINを稼いでいますね。
ここでの大きな特徴はやはり
増幅やバッファーにトランジスタではなくFETがつかわれていることが特徴といえます。
FETはトランジスタよりも温かみのある音がでるなんて言われていますし、
値段も高価です。
ここにエンジニアのこだわりを感じとることができるでしょう。
しかしながら、最終段でなぜアンプを使用しているのかちょっと意味不明ですね笑
しかも4Vではなく8Vをぶっ込んでいることも結構面白いなと思いました。
通常は4V程度を電源として使うことが多いとおもうのですが、、、
ここが普通では無いBOSSのBD-2が好まれる観点なのでしょうか。
上記考察した様に
かなりお金をかけていたことと思考錯誤していることがよくわかる回路図になっており非常に面白いものとなっています。
アナログ回路はこうでなくてはと思わせる様な回路図でしたね。
現代のICを機動させるだけの冷たいディジタル回路には無い良さがあると思います。
今回はBOSS BD-2の回路構成について紹介しました。
次回はもし自分が買ったらどこをいじるかを紹介していきたいと思います。
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