今回初めての試みで空間系に挑戦してみようと思います。
あまり空間系は技術的差分を出す必要もないと思っていたので
やる気なかったのですが、
今回は空間系も簡単にできるんだぞ!ということを紹介したいと思います・
空間系といえば、
コーラス! リバーブ! ディレイ!
など色々あると思いますが、
今回はディレイについて紹介します!
またリバーブやコーラスといった応用も可能です。
是非最後まで読んでくださいね!
参照サイト
http://guitar.plaisir-pc.com/2017/05/14/deep-blue-delay/
それではいきましょう!!
ディレイは何をしているのか?
そもそもディレイは何をしているのかってことです。
音を遅らせて山彦効果を狙ったモジュールというのはいうまでもないでしょう。
では実際に山彦効果って技術的にどういうことなのか下記の図を使用して説明します。
入力されていた音が
特定の時間でカットされ
繰り返し足し算をされている様なイメージです。
もう少し詳しく説明します。
ディレイエフェクトは、現在の時間の音と過去に出した音を同時に出すモジュールです。
あたかもやまびこの様な残響音を得ることが出来ます。
ディレイエフェクトは下記の3つの要素に分けることが出来ます。
・乗算
・加算
・遅延
上記の3つの要素を合わせてディジタルフィルタとも呼びます。
ここで出てくる遅延ですが、
入力された信号(音データ)を特定なサンプルだけ蓄積することが出来るメモリチップの事です。
音データがメモリに入力されると、一時刻間のみ保存され、次の時刻に出力されます。
これをバケツリレーのように音データを受け渡しして連続的に回すことが出来るのです。
どのくらい長く保存できるかはそのメモリに従います。
ディレイエフェクトの値段がかわってくるのもメモリの容量や供給性によって大きく変わってくることでしょう。
例えば、入力が44.1kHzの場合、1秒間に記憶されるデータ量は44100個メモリが必要となってきます。
これらを加味したうえでメモリの容量の設定となってくるでしょう。
エフェクトについてはこちらをご覧ください
このようにガンガン足し算を使って回しています。
リバーブは基本的にはこの足し算数感覚をかなり増やしているのみになります。
ここで回路を見てみましょうか!
こちらはBOSSのディレイになります。
引用:https://umbrella-company.jp/contents/analog-delay/
ディレイ回路について
ここではエコーについては省略しますが、
ICによってディレイを作っていることがわかります。
回路図で見ればちょっと複雑ですが、
ちょっとわたしなりに簡略化しますね!
この様に簡略化してしまえばかわいいもんですよね。
各々は入力されてきた音はまずバッファされます。
そこからディレイICに繋がれそこで遅延等々の設定をさせます。
最後にもう一度バッファして終了です。
電源はディレイICとトランジスタ、バッファ様に使用される増幅アンプ様の電源を作り
各々に配ります。
ミュート回路は電源のON・OFFでぽつっというポップノイズ対策様回路です。
ミュート回路について詳しくはこちら
ここまで簡略化したので次はICについての説明をします。
ディレイIC
ここでディレイICですが、
PT2399を使用した例で紹介したいと思います。
現在流行している部品で作った方が良いので!
仕様書:https://akizukidenshi.com/download/ds/ptc/pt2399.pdf
ここを見ると全て書いてあります。
ざっくりみただけで何となく
組めそうな気がしますよね。
6番ピンの抵抗値Rをいじることでディレイタイム等々セッティングできそうですね。
あとは仕様書の通りに接続すれば出来ちゃいそうですね。
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