本日のテーマは不協和音です。
これ実はめっちゃ勘違いしている人多いんです。
実は生活で耳にする音のほとんどは
不協和音なんです!!
逆に今現在では特に不協和音の入っていない音楽を耳にする事は無いです!!
それでは不協和音とはどんな和音なのかについて説明して行きます。
まず和音(コード)とは、
R M3(m3) P5
の3音で構成されます。
これをトライアドと言います。
コード理論についての解説はこちら
これらは協和音といい全てがマッチしている状態です。
協和音とは、
スケールライクな内容になります。
キーがCの場合下記が該当します。
C D# E F G G# A
つまり、
R 2# M3 P4 P5 5# 6
と言うことになります。
これらが協和音になります。
図にすると下記の様になります。
Cのトライアドだと
確かに
C E G
と音が入ってることがわかります。
しかしながら協和音にも
完全協和音と
不完全協和音があります。
ここの完全協和音で形成されているコードについては、
不協和音では無いコードになり、安定した音楽を形成する事ができるでしょう。
しかし一音でも不完全和音が混ざってしまうとこれは不協和音となってしまいます。
ここで思い出して欲しいのはサークルオブフィフスで勉強した
サブドミナント、ドミナントについてです。
これらはルートから同じインターバルになります。
サークルオブフィフスについてはこちら
インターバルについてはこちら
もうお分かりいただいた様に
コードというものは音と音のインターバルで決めるものなのです。
従って、Cの完全協和音は、
Cから音の距離が等しい
F(サブドミナント) G(ドミナント)
のみになるんです。
それ外の音は不完全協和音になってしまうのです。
冒頭に戻りますが、Cのトライアドがもう既に不協和音になっているのです。
アドオンコードも分数コードも
大人っぽく聞こえる、おしゃれに聞こえると言いますが、
これも理論から言えば、不協和音にしているだけ、、、
逆に単純なパワーコード(1度と5度で形成されるコード)は完全協和音になるのです。
音楽なので聞こえ方も表現の仕方も自由です。
不協和音と聞くとあまり良い印象に思われないかもしれませんが、どんどん抵抗なく使って行きより良い楽曲制作をして行きましょう。