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曖昧な絶対音感ってあるの?いいかげん音感で良い!


 

 

絶対音感という言葉をご存知の方は多いと思います。

何でも音を聞いただけでわかる能力のことですよね、

 

多くの方は上記のように解釈されると思います。

なにせ名前が「絶対」音感ですからね!

 

今回ご紹介するのは、そんなイメージを覆す

絶対じゃない絶対音感 →  いいかげん音感 

について紹介します。

 

 

上記にも記載しましたが、

絶対音感 = 絶対音がわかる人

と思い混んでしまっている方多いと思いますが、ちょっと勉強不足かもしれません、

名前の響きに惑わされてはいけません。

 

 

 

実は、

絶対音感にも種類や精度が様々レベルがあるんです。

多くの作曲者が皆精度の高い絶対音感を持っているわけではございません。

 

 

種類としては、

・ゆっくりだったら分かる。

・単音のメロディだけなら分かる。

・簡単な和音までなら分かる。

・メロディと和音が同時に分かる。

・どんなにデタラメな和音でも分かる。

・自分の楽器だけなら分かる。

・Aの音だけなら分かる。

・白鍵の音だけなら分かる。

...

ぜんぶ、絶対音感に入るんです。

「絶対」とは言いつつも、絶対音感の範囲って意外と広いんです。

言ってしまえば自分でその絶対の範囲を決めていいものなのです。

例えば一つでも当てはなれば、、、など!

 

 

それらの範囲についての精度も様々あります。

また、楽器を弾いて自分で音程を作る場合、音程の精度も人によって様々です。

例えば「Aの音を弾いてください」と言われたとしましょう。

ビシッ!と440Hzぴったりで弾けるのはもちろん絶対音感の持ち主。

さらには442Hzでも443Hzでも自在に操れる方もいると言います。

その一方でだいたい

Aあたり”の音程なら弾けるよ、という方もいます。

だいたいとはいえ、自分の中に音程が入っているのです。

これも絶対音感の範囲に入るんです。

 

 

 

絶対音感といってもやはり人間の能力である以上、人それぞれなんです。

このように振り返ってみると、

音楽というものはいいかげんなものであり、自分で自分の曲の価値観や、演奏力を自由に決めていいものなのです。

 

また、絶対音感は持っていなくても音楽を楽しむのには全く問題ありません。

しかしほとんどの人は何かしら絶対音楽の能力は持っていると私は考えています。

相対的に音程を聞き分ける力は大人になっても伸びますから、大丈夫なんです。

 

本日は以上です! 

 

 

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