ダイオードの特性を利用してクリップ回路を組み、
それをパッシブで動かしてしまおう!といった回路を紹介します。
ダイオードの特性についてはこちらに詳しく記載しています。
クリップ回路についてはこちらをご覧ください。
パッシブだけでぎゃーんという音は実は出せます!
こいつは楽器の中に仕組んでおけばいいのです!
簡単に回路の説明をすると、
プックアップから出て行った音をSignal Line(信号線)とします。
信号線は左から右に流れていくとしましょう。
入った音の信号が、OUTに抜けるまでの間に2つのダイオードによってGNDへ落とします。
結果、流れなかった部分の信号だけがOUTから出力されます。
OUTから出ていく波形はダイオードの特性によって、矩形波に変化します。
アンプで出力を上げクリップ波形を作らずにダイオードの特性を利用するという作戦になりますね。
ダイオードは電流を一方向にしか流さない特性があります。
「順方向電圧」といって、ある程度の電圧が加わらないと電流がほとんど流れないという性質もあります。
懸念点としてはある程度強く弾かないと音が出ないかも、、、
緑が入力波形で青が出力波形になります。
このようにダイオードを逆さまに組むことで、波形がクリップしていることがわかります。
これがぎゃーんという歪んだ音として聞こえるロジックになります。
やってみてはいかがでしょうか???
本日は以上です。