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DCカットコンデンサとは、


オフセット電圧の記事で触れた内容ですが、

エフェクトを作るためには入力してきた波形を変形させて出力する。

そのためにはオペアンプの電源電圧の領域内で波形が振れるようにオフセット電圧を加え中点電位をオフセットし、フィルターやダイオードクリップを加えて波形を変形させ、

それを最後に戻して出力する流れになっています。

 

そこで前回はオフセット電圧を加えその中点を0Vに戻す方法を記載していなかったのでここに記載します。

 

DCカットコンデンサというものを使います。

通常オフセットされた交流波形には直流(DC)電圧と交流(AC)電圧の両成分が含まれています。

 

こいつの交流成分だけ残し、直流成分を抜けば、

音として扱うことができます。

 

ここでDCカットコンデンサを使用していきます。

そもそもDCカットコンデンサというのはDCをカットする要員で使用されるコンデンサのことで特別セラコン、タンタルなど種類があるわけではないです。

基本的になんでもいいんです。

 

そもそもコンデンサには

直流電流を遮断し交流電流を通過させる機能があります!

高専の時習いましたよね?

 

 エフェクターに限らず電子回路に送られる信号というのは微弱な交流電流なので、一般に電子機器では直流電圧に交流信号を重ね合わせて処理します。

トランジスタやICなどの動作条件はそれぞれ異なるので、それぞれの処理が終わるたびにオフセットを0Vまで下ろす必要があります。

DCカット要員で使用されるコンデンサはカップリングコンデンサといいます。

私たちエンジニアはカプコンと言ったりします。

図のようにアンプとアンプの間に入ってきます。

基本的大きくて損はないですが、

10μFの電解コンデンサが一般的に使用されます。

 

 

 

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