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ピックアップの特徴と配線図


前回の記事でギターとベースのピックアップにはシングルコイルとハムバッカーの2種類があると紹介させていただきました。

今回はその特徴と、具体的な配線図を書きます

シングルピックアップ

 

□構造

2芯ケーブルのシンプル構造です。

黒い線がアース(GND)なので逆に接続しなければ音は出でしょう。

専門用語
・ホットケーブル (+極性)

・コールドケーブル(−極性)

 

□どんな音がなるのか

・高音域に優れている

・キラキラしている

などが特徴とあげられるでしょう。

アタック感だったりメリハリの良さから表現力がかなり高いです。

また構造が鉄芯に銅線を巻着付けただけどシンプルな構造なため種類がハムバッカーに比べ多いと思い上、銅線の材質や鉄芯の材料ブレンド(金属の調合の比)は数多の企業が研究をしているでしょう。

 

□弱点

・ノイズが出てしまう

構造がシンプルな故感度の良いピックアップほどギターの弦以外の振動を拾いやすいことが言われています。すごく細かいことですが、家電が出す電磁波、物体の振動、人の声、服が擦れたノイズ、足音などをピックアップが拾ってしまいます。

 

 

Toneはよく見るとわかるがただのハイパスフィルタです。

ボリュームを絞れば絞るほどロウが出てきてモコモコした音となります。

グランドは幅広く撮りたいのでポッド裏とAl(アルミ)テープでギターのコントロールポケット中AlテープやCuテープを貼ってノイズに強い対策をお勧めします。

よくAg (銀)ペーストをは塗る整備屋さんがいるがAlテープで充分です。

ハムバッカー

 

□構造

2芯や3芯5芯タイプなど多くの種類があるのがハムバッカーです。

これらはシングルコイルを逆さまに隣り合わせに配置することでハムノイズに強い構造を取っています。

 

この度は5芯の接続方法を説明しましょう。

5芯が理解できれば3芯は簡単だ!

 

□どんな音がなるのか

・歪みに向いている

・ノイズに強い

ハムノイズに強いため電圧を加え歪ませても素直に歪んでくれます。

ガツンとした音を出すのに向いています。

5芯のピックアップだとシングルコイルとしても作動させることが可能です!!

 

□弱点

音の立ち上がりが遅いです。

基本的インピーダンスも高いですので、テクニカルなことをするには向いてないかもしれないです。

すごくシビアなことを言うであれば、、、

 

よくハムバッカーの上にクロムのカバーがしてあるタイプを目にすると思います。

あれはピックアップのグランドと繋がれています。

(自分でつけるときは繋いでGND処理をする。)

したがってノイズに強くなるということで、ノイズ対策を意味します。

 

ノイズ対策

 

こちらにも詳しく記載しています。

 

ポッドが入っているザグリの空間に

よくあの中にAgペーストを塗る技術者がいる、、、

Agは超電導体(超電導状態の超伝導体)の次に電気抵抗が少ない金属です。

したがって、Agペーストをザグリ内の木に塗りまくればそれがアースとなり、シールド効果等からノイズが低減されることとなります。

しかしこれには配線やポッド端子がショート(短絡)しないか注意を払う必要があります。

 

スペースとお金に余裕があればもちろんやるべきでしょう。

これはピックアップのザグリ部分にも塗った方が良いと個人的には思います。

電気が通る周りに抜かりなく塗るとノイズが理論上では低減します。

 

また、そこまでお金を回せない人は

Alテープ、Cuテープでも良いでしょう。

これらでシールドすることでノイズは明らかに減少します¥。

 

※ペースト材もしくはテープを付ける場合はポッドやジャックなどのGND部分と接触させること!

※Ag ペーストを塗る際はビーカーペーストを入れてハケでムラなく塗ること!

シンナーを使うとビーカー内で残って固まったペーストも復活します!!

 

 

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