抵抗・可変抵抗


□抵抗

エフェクターの自作に使う抵抗は大きく分けて3種類あります。

もちろんこれの他にも種類はありますが、私はよく知りません。。。

・カーボン皮膜抵抗

・金属皮膜抵抗

・カーボンコンポジット抵抗

どの抵抗も1/4Wで良いと思います。

私の場合はカーボン皮膜抵抗しか使ったことがありません。

各々の特徴を見ていきましょう!

 

○カーボン皮膜抵抗

価格が安価が一番の特徴と言えるでしょう!

音としては癖のないフラットなイメージです。安いからといって音が悪いわけではありません。むしろ歪み系のエフェクターではかなり優秀と言われます。

 

○金属皮膜抵抗

別名キンピとも言われるお高めの抵抗。水色の体が特徴です。

いつとカーボン系の抵抗との決定的な違いは誤差の精度です。

カーボン抵抗は誤差が+-5%以内なので、100kΩを買ったら厳密には95kΩ〜105kΩまでは許容範囲です。

対して、金属皮膜抵抗は+-1%程度しか誤差がありません。

ただ、ここが音質にしてくるかと言うと微妙な所。

一般的には金属皮膜抵抗はノイズが少なく高音が良く出るとか言われます。結構メタリックな音になるイメージですが、ノイズに関しては少し疑問が残ります。

 

○カーボンコンポジット抵抗

これはDODに使われている抵抗で有名かも知れませんね。上の二つとは似つかないような抵抗です。

Xiconというのが有名でしたが、最近は入手が難しくなりました。

そこで最近はKamayaというメーカーのカーボンコンポジット抵抗が有名です。Xiconの物よりもローノイズでナチュラルな音なんだとか。

カーボンコンポジット抵抗は暖かみのある音と言われます。

 

 

まとめると、

歪み系のエフェクター → カーボン抵抗・カーボンコンポジット抵抗

歪み以外のエフェクター → 金属皮膜抵抗

といった組み合わせがよさそうですね。

 

<戻る>

 

 

□可変抵抗

ボリュームに使用される可変抵抗について説明します。

 

○カーブ特性

まず可変抵抗を語る上で必要な知識はカーブ特性である。

Aカーブ

Bカーブ

Cカーブ

の3種類が存在し

各々の場面で使い分ける必要がある。

カーブとは抵抗の上昇の仕方である。

 

しかしギターエフェクターにはどのカーブを使ってもとりま問題無いでしょう。

 

図にすると上記のうような特性になる

A : 人になじみのある上がり方をする

B : リニアな特性を持つ

※Cカーブは正直エフェクターでは使用しないので知識として持っておくくらいで良いと思う、、、

一般的には

ボリュームはAカーブ

ゲインやトーンなどにはBカーブ

が使用されているが基本は自由だ!!

 

 

□接続

可変抵抗がもつ抵抗値は

1番と3番を接続したときの値だ

仮に 100k Aと表記があった場合

フルテンもしくは1番と3番を接続した時100kΩの抵抗値となる

と認識してほしい

またAというのは100kオームまでの上昇のカーブを示している。

 

ピンアサインは

ノブを上にした時に

左から1番、2番、3番となる

また接続時のインピーダンス値は以下となる。

また回路図上で2パターンの接続方法が見受けられます。

それは

・電圧調整型接続

・電流調整型接続

である

最後のボリューム調整用の接続では電圧調整型

トーンやゲイン、フィルタ系での使用は電流調整型

が使用されます。