□コンデンサの購買の前に!!
まずコンデンサーには多くの種類があります。
・フィルムコンデンサー
・セラミックコンデンサ
・電解コンデンサ(ケミコンともいう)
・タンタルコンデンサ
・etc
各々材質や特性は違います。
これがややこしくする一番の要因ではないでしょうか?
回路図はかけたけど実際コンデンサーどれ使って良いか不明、、、
間違えて買ったら怖い、壊れる?。。。
など
しかし安心してください
コンデンサって値を変えなければどの素材のものを使っても動きます。
(ケミコンなどの極性があるものには注意がいるが)
初めの人も玄人の全部セラミックでも全部フィルムコンデンサでも動くはずです。
迷ったら全てセラコンでやりましょう!!
私はそうしてきました。
また、
コンデンサの材料ごとに特性がありますが、一つのフィルムコンデンサが手に入らないから同じ値のセラミックに変えたところで故障はしません。
つまりコンデンサーは一貫性が不要のです。
ここまでは抑えておいてくださいね!
□数値について
コンデンサにはそれぞれ数値を持っています。
単位はF(ファラッド)といいます。
数多くのコンデンサは下のように書いています。
473 50VDC
473というのは0.047μFという値を示しています。
50VDCというのはコンデンサーが持っている耐圧です。
本ケースだろ交流電圧50Vまでいけまっせって意味ですね。
VACというものが中に混じっていますが、それは直流電圧の耐圧のことです。
また、フィルター回路によく登場するにpF(ピコファラッド)とかnF(ナノファラッド)とかの種類がでてきます。
1,000,000pF=1,000nF=1μF
で覚えておきましょう。
さていよいよ数値の読み方を解説しましょう!
スペースの問題からコンデンサの容量は3桁で表されます。
先ほど例にだした”473”で見ていきましょう!
473の場合はまず、「47」と「3」に分けます。
そしたらこれは「47」pFに10の「3」乗をかけた値として読みなさいということなんですね。
つまり473は
47*10*10*10 pF= 47,000pF = 47nF = 0.047μF
となります。
例を下に出しておきます。
101 = 10*10pF = 100pF = 0.0001μF
222 = 22*10*10 = 2,200pF = 0.0022μF
475 = 47*10*10*10*10*10 = 4,700,000pF = 4.7μF
ちなみに、日本ではあまりnF(ナノファラッド)というのは見かけません。通常では0.001μF未満はpFで表し、それ以上はμFで表します。
なので、1.では100pF 2.では0.0022μF 3.では4.7μFで表すのが普通です。
ただし海外のレイアウトなどはnFを利用している場合もあるので注意しましょう。
□耐圧
大きくてこしたことはないでしょう。
当然ながらエフェクターは基本9V電源駆動です。
世に出回っている多くのコンデンサの耐圧は16Vぐらいはあります。
したがってそこまできにすることはないのです。
□極性
コンデンサって普通は抵抗と同じで無極性です。どちらから電気がきてもOKです。
しかし、なんで極性のあるものをたまに使っているのか。。。
単純に無極性だと高価だからです。
無極性では1μとか出来るんですが、かなり高価になります。
そこで電解コンデンサの出番となります。
こいつが極性を片方に絞る代わりに容量は大きく保ってくれます。
100μFとかでもいけちゃうわけです。
しかし、その逆はできません。否、出来ないのではなくやらないのです。
実は電解コンデンサって品質は悪いんですよね。もし借りにすべての電気の極性を見極めてすべて電解コンデンサでエフェクターを作ったとしたらかなりヨレヨレな音になるとおもいます。
なので、使うとしても1〜2.2μFくらいからでしょうね。
□コンデンサーの紹介
○1000P ( 0.001μF)未満の場合
セラミックコンデンサー(セラコン)を使ってください
○1000P ( 0.001μF)以上1μF未満場合
フィルムコンデンサを使ってください
○1μF以上場合
電解コンデンサーを使ってください
もう一度書きますが、
極性にさえ注意すれば何をどこに配置しても大丈夫です。
全てセラコンでも良いわけですし、フィルムコンデンサーとセラコンを混ぜ合わせても良いのです。
音が、、、っていう方がよくいらっしゃいますが回路図を見直してください。
信号ラインに根拠のない大きな定数のコンデンサ入れていませんか?
これらを参考にコンデンサの購買を進めてみてください!